代表挨拶
このたびは当社のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
当社は昭和22年に、個人経営の機械工具商としてスタートしました。私が経営に携わるようになったのは、前職を辞めた昭和49年のことで、商売をするのは初めてでした。競争社会の中で安い汎用バルブを売っていたのでは他社に負けてしまう。小さな会社が他社に負けないためにはどうしたらいいか。私は特殊なものを売ることに特化しようと提案しました。幸いにも父が呉工廠で設計に携わっていて技術を持っていたため、個々の細かなニーズに対応することができました。現在の「エンジニアリング志向の商社」であるという姿勢は、この時期に生まれたものです。
私が常々大切にしているのは、健康であること、創意工夫すること、人を大事にすることの3つです。というのも、私が若いころに勤めていたキユーピーの創業者・中島董一郎氏の言葉がずっと心に刻まれているのです。道義を重んずること、創意工夫すること、親を大切にすること。
お客さまのご要望をお聞きし、最適な商品をご提案することでお応えするのが私たちの仕事ですから、人とのつながりは何よりも大切です。社員とその家族も大事に思っています。そばにいる人を大切にできる人の周りには自ずと人が集まるものです。
横田工業商会は小さな会社ではありますが、電力インフラの維持・発展に寄与していると感じています。私たちが売る小さなバルブひとつがなくても電力は止まってしまうのです。
電力関連の事業とは別に、私たちは一重項酸素を用いた新しいシステムの脱臭・滅菌装置を開発し、製品化することとなりました。2020年の始まりとともに新型コロナウイルスが猛威を振るう中、これも社会貢献につながる一事業となるだろうと考えています。
今後新事業が伸びれば、当社の認知度が上がる可能性もあります。そうなれば今までお付き合いのなかった業種とのつながりもできるのではないかと思っています。また何か新しいことができるかもしれない。そういうビジョンを描いております。
株式会社横田工業商会は、これからもお客さまのご要望に真摯に寄り添ってまいります。今後ともよろしくお願い申し上げます。
代表取締役会長 田河 雅威